多点式ドア

珍しい鍵について紹介します。
多点式ドアとはマルチポイントドアロックとも呼ばれます。
輸入住宅に使われていることの多い海外製のドアによく見られるものです。
最近はトステムやYKKapなど日本のメーカーの製品でも見られるようになりました。
多点式ドアはケース錠のカンヌキとラッチ以外にローラーカムというものが上下に構成されています。これらの3つをレバーハンドルを操作することによって動かしてドアを開けたり閉めたりする仕組みになっています。

ヨーロッパで人気のロトロックというブランドでもこの多点式ドアが採用されています。
しかしこちらのロトロックの多点式ドア、海外製ということで壊れたら容易には修理することができません。
輸入品のため金物資材を入荷するのに時間がかかってしまうのです。

特によくある不具合としてはセンターケースというドアの中心部の鍵を動かすところがおかしくなってしまうというものです。ここが故障してしまうとギアチェンジができなくなって鍵を回そうとしてもまったく動かなくなってしまうのです。

鍵が動かなくなってしまった場合には建物を建てた時に施工してくれた工務店や建築会社に相談してみましょう。もしかしたら在庫を持っている可能性があります。
最悪の場合にはドアが開かなくなってしまいます。

もしドアに不調があると感じたら早めに手をうっておきましょう。最悪のケースは回避できる可能性があります。